新潟屋

当時の時代を知る長年お客様に親しまれてきた女将。一串一串に心を込め、変わらぬ味を守り、一人ひとりのお客様と向き合ってきました。変わらず今も店に立ち続けているそんな女将出迎える新潟屋。幾千幾万の方々がそれぞれの思いを胸に訪れたこの店内には、全てを受け入れてくれる安心感にも似た懐かしさがあるのだと思う。

訪れたお客様がほぼ召し上がるもつ焼きともつ煮。鮮度はもちろんだが使う部位にも強い拘りがある。新潟屋はもつ煮はもつ煮でしか使わない専用の材料を仕入れ作り上げる。そして代々、継ぎ足した基のスープは長い年月と云う調味料も相まって新潟屋のもつ煮は完成する。

新潟屋に訪れたお客様のほとんどが懐かしいと口にする。それは半世紀以上、続いた店内の雰囲気だけではないだろう。働く店員、長年にわたり通い続けるお客様がそれぞれの思いを胸に訪れた店内には全てを受け入れてくれる安心感にも似た懐かしさなのだと思う。人が醸す空気。それが今の新潟屋を作り出している。